あめの日のハル

意思と存在、あとはただのデータ

+Jとわたし

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去る11月13日、ユニクロとデザイナーのジル・サンダー氏がコラボした+J(プラスジェイ)の商品を購入しました。ファッションに関する有益な話などはない、ただの主婦の日記です。

コラボ発表 求めているのは、丈夫で、長持ちする服

わたしが+Jに惹かれたきっかけは、ジル・サンダー氏へのインタビュー記事を読んだことでした。彼女がデザイナーを志したきっかけや、現在のライフスタイルなどが21の質問にまとめられていて、とても興味深かったです。最後の質問はより良い未来のために、洋服があるべき姿とは何だと思いますか?」というもの。彼女は「丈夫で、長持ちすることが重要です。そして、着る人の支えになれること」と語っていました。

そう! そうなんですよジル・サンダーさん! 「丈夫で、長持ち」、それがわたしのほしい服なんです! と激しく共感しました。数回洗濯しただけで裾がほつれたり、ワンシーズンでくたびれたりする服にはうんざりしています。背伸びして買ったブランドのよそゆきほどすぐダメになるのです(マーフィーの法則?)。ユニクロの服は丈夫で長持ちするものが多いので、きっとすごいコラボになるぞ、とワクワクしました。以前の+Jやジル・サンダー氏のデザインしたものを見ると、シンプルでおしゃれな服が多かったこともあり、まだ夏の時期から毎日のように公式アプリを立ち上げて追加情報を待っていました。

全ラインナップ発表〜発売日まで 自分軸をぶらさずに買い物ができるか?

全ラインナップが発表された日から、何を買うか悩む日が始まりました。実店舗では「一商品各色一点まで」、オンラインでは「一商品一点まで」の購入制限あり。当初はオンラインのみでの購入を考えていたので、カーディガンのブルーとブラックで迷った末、ブラックを選びました。ポケットの差し色がブラウンで可愛かったのと、ジルサンダーの服はブラックが象徴のようだったので、一つはほしいなと思っていたためです。

他に購入希望だったものは、白いシャツ2種とネイビーのシャツワンピース。どちらも綿100%素材で洗濯機で洗えます。外に干しても色あせず、躊躇なく漂白できるので白が好きです。ワンピースも白があったらなお嬉しかったと思います。

他にもほしいものはたくさんありましたが、前述の「洗濯機で洗える」という条件に合わないため除外しました。シルクのボウタイブラウスは上品で惹かれましたし、ダブルフェイススカートもなかなかないシルエットでいいなあと思いました。ですがどちらもドライクリーニング推奨……それぞれのデザインにあった素材を使っているのでしょうが、素肌に触れるアイテムが気軽に家で洗えないのは困ってしまいます(クリーニング代が高く感じるたちです)。頻繁に洗わないアウター類はドライクリーニング推奨でもいいと思っているのですが、今年は以前買ったものを使うと決めていたので検討しませんでした。流行に乗りたい限定モノに弱い人間が無駄遣いをしないためには、あらかじめルールを決めてそれを守ることが大事だと思っています。

直前になって夫(服は試着して買う派)が「俺も+Jほしいな」と言い出し、休みを合わせて実店舗に買いに行くことになりました。そのためカーディガン二色買いもできたのですが、経験上カーディガンは形の違うものを二着持つのがベストだと思ったのでブラックしか買いませんでした。

発売初日 何ごとも準備が肝心

ほしい服は発売日前日までにお気に入り登録をしていました。衝動買いと買い忘れ防止のためにしたことでしたが、発売日にはアクセスが殺到して商品ページにはエラーで繋がらず、かろうじてお気に入り登録からカートに追加することができたのでやっておいてよかったです。それでも支払手続きで弾かれてしまい、何度もトライしているうちにシャツワンピースは売り切れていました。1時間は格闘していたでしょうか。実店舗の列に並びながらだったので回線が不安定だったのも影響したと思います。

実店舗はオープン直前に着いたらすでに長蛇の列になっていて、売り場に通されるまで2時間以上待ちました。ここでもシャツワンピースは人気だったようで、ネイビーのMサイズは品薄になっていました。ニット類はそこそこ残っていた印象があります。狭いスペースに商品がたくさん並んでいるのでお目当の品をなかなか見つけられず、夫は売り場を右往左往……間違えてレディースを買いそうになっていました。試着室に入るのにも並ばなければならず、結局試着は諦めて売り場に置いてある鏡の前で体に当てて合わせるだけで買うことに。

わたしは前もって目をつけていたアイテムしか買わなかったので、回線の安定した場所でオンライン購入でもよかったかなと思っています。対照的に、夫は実物を見ることで「別の色を買おうと思っていたけれどこの色が気に入った」「思っていたより質感がいいからこれも買う」と有意義な買い物ができたようです。帰宅後はサイズ確認も兼ねて仲良くファッションショーをして楽しみました。ファッションのことはわからないので詳しい解説は他の方にお任せしますが、やっぱり新しい服は嬉しいですね。お揃いのカーディガンで出かけるのが楽しみです。

発売後 ネット上の様々な意見について思うこと

+Jが大人気すぎて店外は長蛇の列、店内が大混雑している様子がネットにたくさん上がってしまい(特に名古屋の店舗は入店制限などがなくて大混乱だったようです)、「安いジルサンダーじゃなく高いユニクロ」「+Jに10万払うなら本物を買え」と苦言を呈す方もたくさんいたのですが、わたしには的外れな意見としか思えませんでした。

わたしは大のユニクロファンです。ワードローブの9割はユニクロです。貧乏だったので服にかけるお金を極力節約したくて、でも極端なプチプラブランドは明らかに安っぽかったりすぐに着られなくなったりして、ユニクロコスパの素晴らしさに虜になってしまったんです。大好きなユニクロが連れてきたデザイナーだから気になったし、数あるコラボの中でも「目玉」扱いしているから期待したのです。今のジルサンダー(ブランド)とデザイナーのジル・サンダー氏は別物ですから、氏の理念に共感した人にとっても当てはまらない批判でしょう。

列に並んでいる人たちを写真に撮って「+J着ても似合わなそうな人ばかり並んでいる」と揶揄する人には怒りすら湧きます……。別に+Jを高いユニクロだと思うのもスタイル抜群の人じゃないと似合わないと思うのも自由ですが、それをあくまで「個人の意見」として語らず「世間一般の総意」として語るのは、傲慢ではないかと思います。まして、「+Jに大金なんて払うな」「似合わないくせに列に並ぶな」などと命令するのは、他人の領域に土足で踏み込む恥ずべき行為だと考えます。

ネットの過激な意見が一定の支持を得たのは、新型コロナウイルス感染症の影響で三密を回避すべきという風潮が浸透し、従来の「行列や混雑は人気の証」という感覚が受け入れられなくなったというのが大きいでしょう。その点はユニクロの落ち度だと感じます。多くの店舗で入店制限や整理券配布が行われたようですが、行列は回避できず、オンラインショップはサーバーダウンしました。転売目的での購入お断りとしながら、メルカリには商品があふれています。

長い行列に並ばなくとも大混乱の売り場に飛び込まずともお目当ての服が買えるなら、その方が(転売目的でない)購入希望者にとっては嬉しいはずです。試着したい、実物を見たいという意見もあるでしょうが、ユニクロが受注生産や抽選販売など密にならない方式を採用してくれていれば「+J買ってる人ダサい」という中傷から顧客を守れたのではないかと思います。

余談 +Jに関するファッションど素人の見解

スカート一種類のみって少なすぎませんか?

とある無名のネット遍歴

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とっても嬉しいことがありました!

ブログ記事を3個書いてようやく、アクセス人数に「1」が点灯しました!

一体どんな方が訪問してくださったんだろう……古川日出男のファンさん? プレ花嫁さん? 湯シャン初心者さん? とにかく嬉しいです! ありがとうございました。

わたしはブログ運営自体ははじめてではなくて、『恋空』などの携帯小説で一大ブームを巻き起こした「魔法のiらんど」ではじめて自分のHPを作り、Amebaブログや今は亡きYahoo!ブログなどを渡り歩き……黒歴史を量産してきた過去があります(笑)今回はそんな昔話を少し。

はじめてのHP__魔法のiらんどとわたし

最初のHPは携帯小説の流行に触発され、自作の小説を発表する場所がほしくて始めました。自分の携帯やパソコンは持っておらず、父のデスクトップ(WinXP懐かしい〜)を借りて、毎日ちょっとずつ書いていました。

そのころは本当に小説家になりたいと思っていたのですが、いわゆる「周りの大人」は文才もない学生の自作小説になんて興味を示してはくれませんでした。当時担任の先生にうまく書けた(と思った)短編小説をプリントアウトして渡し、感想がもらえるのを楽しみに待っていたのにスルーされたことは切ない思い出。今は教員の激務さも知っているので仕方ないとも思うのですが、学生時代は無知だったのでひたすら悲しかったし、恥ずかしかった。「教員だって所詮人間、期待を裏切ることだってあるんだ」ということを教わりました。公務員を悪い目で見たはじめての出来事ですね、今思えば(笑)

学校ではスクールカースト下位だったので、カースト上位の人にHPがバレて荒らされたこともありました(現実ではたまにヒソヒソされるくらいで直接何かされることはほぼなかったのですが、ネットだと人って強気になってしまうんですかね)。学生ながら個人情報の保護を意識してペンネームを使っていたのに、全世界に向けて本名を書かれたのですごく怖かったです。10年以上前のことで、当時はHPを持っている中高生は少なかった気がしますが、SNS全盛の今ではこういういじめもあるあるなのでしょうか? 知人のTwitterInstagramとつながると本名で鍵アカウントにしている人が多いので、今でも全世界に向けて発信する人はペンネームを使っているのかもしれませんね。

友人はいましたしHPを相互リンクしたりもしてましたが、たまにページ数の少ない小説を読んでくれる程度。「読んだよ」といってくれるのは嬉しかったけれど、もっと具体的な感想を求めていたわたしには物足りず、現実世界でわたしの創作活動に付き合ってくれる人はほぼ皆無でした。わたしは精神的に向上心がない人間なので、ネットの本名も知らないだれかからの励ましがなければ一作も書きあげることはできなかったと思います。自分のHPで書く以外にも、いろんなコミュニティに参加してリレー小説を書いたり読者投票式のコンテストに参加したりしました。当時は幼かったので、どこに行っても末っ子ポジションで可愛がってもらえて楽しかった記憶があります。

キリ番やBBS、懐かしいなぁ。はてなブログにもキリ番があれば、強制的にコメント書いてもらえるのに!(笑)

その後高校時代には二次創作にハマって夢小説とお絵かきの世界にも足を踏み入れるのですが、その話はまたどこかで。

終わりに

ちょっと暗い話多めになってしまいましたが、現実世界ではキラキラコミュニティに所属できないいわゆる「陰キャ」だったわたしが、あまり捻くれずそこそこ幸せに生きてこられたのは、「ネット」というわたしを尊重してくれるもうひとつの世界に出会えたことが大きいんじゃないかな、と思います。

地元で学生生活をしていた頃のわたしは、地味で目立たない風貌だったので漫画やドラマのような青春劇の主人公にはなれなかったし、教室で本を読んだり小説を書いたりしていると「ガリ勉」「オタクっぽい」と馬鹿にされました。無意味に蔑まれる生活は結局、大学に進むまで続きました。わたしと同じような学生生活を過ごした同級生のなかには、今でもそのころの心の傷が癒えずに卑屈なまま、ネットの世界に恨みつらみを書き連ねている人もいます。

もちろんネットの世界は理想郷なんかではありません。それでも、息苦しい学生生活からネットの世界に出たことで「自分が見ている世界以外にも世界がある」ということを知り、「今いるところが辛くても、また別の世界を見つければいい」と思えたことは、わたしにとって大きな救いでした。だからこれからも、自分の居場所を求めてネットの世界を漂い続けるのだと思います。

ロングヘアーの湯シャン生活

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胸下まである黒髪ロングヘアなわたし、もう4年以上前から湯シャン生活をしています。少しの例外はありますがほぼ毎日湯シャン。体も湯シャン。顔だけは化粧品がついているので無添加石鹸を使っています。夏の時期は日焼け止めを塗った場所も石鹸で洗います。そんな湯シャン生活で感じたことを書いてみたいと思います。

1 湯シャンを始めたきっかけ

湯シャンに興味を持つようになったのは、当時Twitterでフォローしていたゆうきゆう氏の影響が大きいです。肌がつるつるになり髪もふさふさになるという魔法のような効果に、「本当なの〜?」と懐疑的でした(笑)が、「一回やってみて、ダメだったらまたシャンプー使えばいいや」とお試しでやってみることにしたのです。結果、4年以上続いています。

もともとトリートメントを使っても、「綺麗になるのはつけた瞬間だけで、元々の髪質自体は何も改善していないのでは?」と思っていたのですよね。肌の場合はさらに顕著で、「化粧水と乳液をつけた後の方が肌がカサカサしたりニキビができたりする、薬用リップクリームでさえ唇の皮がむける……何もしない方がマシなのでは?」と、基礎化粧品やリップケアは自分にとって悪影響な気がしていたのです。湯シャンを知ったことで肌断食にも興味を持つようになって、宇津木龍一氏の『「肌」の悩みがすべて消えるたった1つの方法』(2012年2月、青春出版社)も読んでいました。

2 湯シャンのやり方(わたしの場合)

わたしの髪質について簡単に説明します。長さは腰まで、カラーはしておらず、太さは普通、量は少なめ、髪質はくせ毛で縮毛矯正をかけています。湯シャンガチ勢的には縮毛矯正はアウトかもしれないですが、お手入れが楽なのでダメージがあることは了解した上でかけています。

 ①お風呂に入る前にブラッシングし、ほこりや汚れを浮かせます。

洗顔。基本的に「お湯でオフできる」化粧品を使っているのですが、お湯だけだと結構肌をこすらないと落ちないので、刺激が嫌だなと思って無添加石鹸を使っています。いきなり石鹸をつけるより、しっかりとお湯で予洗いしてからよく泡立てた石鹸(ネットは必須だと思っています)をつけて優しくくるくると洗ってすすぐと落ちがいいです。

③洗髪。シャンプーを使わず普通にシャワーを浴びますが、「頭皮」を意識するようにしています。洗い始めの頭皮はちょっと脂っぽいというか、しっとりしているので、さっぱりするまで丁寧に頭皮を指の腹(爪を使うと頭皮が傷つくし痛いです)で優しくこすります。お風呂で使える頭皮ブラシがあるなら使うのもいいと思います。顔の周りや耳の後ろ、襟足やうなじは特に念入りに。髪の毛というより頭皮を洗うイメージですね。

④体も洗髪と同様に、ボディタオルを使ってこすって洗います。よくあるナイロンのボディタオルは泡がないと痛いので、綿でできた浴用ふきんを使っています。日焼け止めを使った部分には、洗顔と同じように泡立てた石鹸をつけて洗います。

⑤体を洗ったら湯船に使ってしばらくゆっくりします。お風呂から上がったらすぐにドライヤーで髪を乾かして終了です。スキンケアは特にしません。

<余談>結婚してからはやめましたが、一人暮らしをしていた頃は豪快に湯船の中で頭を洗っていました。軽くシャワーで洗った後、湯船の中で顔だけ出してわっしわっしと(笑)頭皮の手触りがお湯の中だとよりわかる感じがするので、しっとり→さっぱりの感覚がつかめないうちはおすすめです。

3 湯シャンの効果は?

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メリットとしては「美容費を節約できる」というのが一番ですかね。シャンプートリートメントもロングだと結構たくさん使いますし、基礎化粧品代(化粧水・乳液・美容液etc.)がまるっと浮くのは大きいです。整髪料も特別な時以外は使わなくなりました。美容にかける時間も少なくてすみますね。わたしはヘアオイルや基礎化粧品をつけた時のベタベタ感が好きではなかったので、やらなくていいんだ!となって解放感がありました。

美容面で効果が実感できたのは、頭皮含めて乾燥肌が改善したなと思います。冬場はかきむしりたくなるほど顔が痒くなっていたのですが、いまは日によってちょっとカサつくくらいで、ワセリンを薄くぬれば化粧ノリも問題ないです。黒ずみとカサつきがひどくて悩んでいた肘や膝が湯シャンを始めてからは嘘みたいに綺麗になり、これが一番、目に見えて効果がありました。手指の関節や水かきのところも綺麗になったような気がします。

髪質については縮毛矯正をかけてしまっているのもあるとは思いますが、そこまで劇的に変わった感じはしないですね。ある程度伸びてきたら枝毛にもなりますし、わたしの場合は2日に1回は洗わないと頭頂部が結構ぺたっとなります。

においについては今のところは問題なさそうです。自分で肌の匂いを嗅いでみると、ほんのり甘い匂いがしますが悪い匂いではないですし、清潔感に厳しい飲食店で働いていたこともありますが注意されたことはありません。加齢臭が出る歳になったらどうなるかちょっとだけ不安です。

デメリットは、慣れるまではちょっと面倒くさいこと、黒髪で薄化粧が基本なのであまり冒険できないことでしょうか。あと、美容師さんは基本こちらがシャンプートリートメントしている前提で話しかけてくるので、口下手なわたしは「湯シャン!? ちゃんと髪に手をかけてあげなきゃダメですよ!!」と怒られるんじゃないかと怖くて話を合わせるのには苦労します。コスメカウンターに行った時も同様ですね。もともとの肌質が乾燥ぎみなので、BAさん的には「もっと保湿して!」なのでしょうが、わたしは現状に満足しているため断るのに苦労します……。

人と違うことをするわけなので、周囲と話が合わなくても動じない心は必要だと思います。ただし、「臭い」「清潔感がない」などと言われたらちゃんと対応したほうがいいと思いますが。

終わりに

湯シャン生活を始める前、わたしはテンプレ的な「シャンプー→トリートメント→洗い流さないトリートメントやヘアミストやオイル」「化粧水→乳液→美容液、化粧を落とすときは専用クレンジング」という美容法が合わず悩んでいました。湯シャンを続けることで、期待していたほどの劇的な変化はなかったですが、シャンプーや化粧水を使っていた頃の肌悩みはなくなりました。美容法に興味がなく常にすっぴんだった子供の頃の肌質に戻ったような感じです。わたしは子どもの頃からクマや鼻周りの毛穴には悩んでいて、それは湯シャンをしてもなくなることはなかったです。湯シャンが肌を理想的なコンディションにする魔法のようなものではなく、生まれ持った姿に戻すものなら、「すごく効果があった!」という方は、天性の美肌の持ち主なのかなぁと思います。

湯シャン生活、これからも続けると思います。

 

新型コロナで結婚式をキャンセルしました

 

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今年の10月に結婚式の予定で準備をしていましたが、新型コロナウイルス感染症の影響でキャンセルしました。6月のことです。

完全な中止ではなく無期限延期となっていますが、結婚式は幼い頃からのわたしの夢だったので、予定が立てられない現状に落ち込むことはあります。

でも、ものは考えよう。結婚式をキャンセルしたことも、角度を変えれば前向きに考える機会になるのでは?と思い 、ブログに書いてみることにしました。

 

1 早めの決断でキャンセル料を抑えられた 

わたしたち夫婦は式の約4ヶ月前にキャンセルしました。この時期のプレ花嫁はドレス選びやエステ通いと同時進行で、ペーパーアイテムの発注を行う時期です。わたしたちも招待状を選び終わっていたのですが、ギリギリ正式発注前だったため実費は請求されませんでした。また、式場を契約するとき招待客の人数に幅を持たせておいたことで、少ない人数の方の見積もりでキャンセル料を出していただけたことと、ドレスサロンの方が「試着したドレスの中で一番安いドレスに変更した後にキャンセルすること」を提案してくださり、少額ながら節約することができました(キャンセル料の規定は式場によって異なります、全ての式場・ドレスサロンが今回のような対応をしているとは限らないので注意)。

式の約4ヶ月前(120日前)は結婚式のキャンセル料が最小限ですむ一つの区切りであり、90日、60日、30日、10日を目安にどんどん高額になっていきます。早ければ早いほど安いのはたしかですが、6月より前だとまだ第一波で収束する希望が消せなかったと思うので、個人的には納得しています。

ブライダル保険にも加入していましたが、自分が感染したわけでもなく緊急事態宣言も解除されていたので、適用は難しかったです。今後はこのような場合にも保証されるサービスが登場するかもしれませんね。

 

2 ブライダルに関する知識と式場選びの時間が増えた

準備を進めているうちに、「見学の時にもう少し知識があったら、別の式場を選んでいたかも」と思うことがありました。チャペルの雰囲気や立地で選んだのですが、結果的に持ち込みNGが多かったり相場より費用が高めだったりで悩むことが多かったのです。

式場選びをしていた段階ではやりたい結婚式のイメージや自身のこだわりの強さなどに無自覚でした。わたしが選んだ式場は、細かいところまでこだわるのではなくある程度プロにお任せして、正統派な結婚式を挙げるにはとてもよい場所だったのだと思います。しかし、選べるものは全部こだわりたい、招待客へのおもてなしも自分であれこれ考えたいという自分の理想とは少し合わなかったのです。

新型コロナの影響がキャンセルの一番の理由ですが、「仕切り直して、当初の予定よりももっといい結婚式にしよう!」と考えるようにしています。

 

3 夫との絆が深まった

これが一番大きかったかもしれません。今回結婚式をキャンセルしたことで、夫婦間での価値観をすり合わせることができました。

今回の新型コロナ騒ぎで「コロナ離婚」という言葉が生まれました。もともと不仲だったのが一緒に過ごす時間が増えて耐えられなくなり……という場合が多いようですが、原因のひとつに「夫婦間での健康や安全に関する価値観の不一致」が関わっているのではと思います。

感染することも感染させることも怖いから不要不急の外出は控えていたいのに、パートナーは「こんな時こそ空いてるんじゃん!」とばかりに観光地に出かけていく……こんな軽率な人とは思わなかった! パートナーはパートナーで、いつも新型コロナ関連のニュースばかり見てピリピリしているわたしにうんざりしているようだ……そんな感じでお互いにイライラしてしまうのかもしれません。

わたしたち夫婦は「新型コロナが収束してから結婚式をしたい」という点では一致していたのですが、10月に結婚式ができると思うか、日程変更かキャンセルか、次はいつごろにすべきだと思うかなど、話し合うことがたくさんありました。結婚式への思い入れが強すぎて泣いてしまうこともありましたが、真剣に向き合ってくれる夫をみて、これからもきっと大変なことはあると思うけれど、この人と支え合ってやっていけばきっと大丈夫だと信じられるようになりました。

 

 終わりに

わたしと夫は結婚式をキャンセルし、自分たちが大丈夫だと思えたタイミングでまた式場探しから始めようと決めました。双方の両親もわたしたちの考えを尊重してくれました。中止の連絡をした招待予定の方たちも「次も絶対行くからね!」といってくださる方が多くてとても嬉しかったです。結婚式をキャンセルしなくてはいけないのはとても悲しいことだけれど、結果的にわたしと夫が愛情いっぱいに育ててもらい、周りに恵まれていることを実感できたのは、わたしにとって大きな財産になったと思います。

早く新型コロナが収束して、わたしたち含め世の中のみんなが日常に戻れることを、心から祈っています。

ブログ開設のために決めたこと

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はじめまして、岩倉ハルと申します。夫とハリネズミと暮らしてます。

個人情報がもれるのが怖すぎなので、自己紹介に書けることが全然ないですね(汗)本当は住んでいる場所とか年齢とか職業とかを書いた方がいいのでしょうが……。このブログを始めるにあたって決めたことについて書いていこうかな。

「岩倉ハル」はペンネームです。好きなアニメ・ゲームの「serial experiments lain」の主人公・岩倉玲音と古川日出男の小説『ハル、ハル、ハル』から取りました。この2作品についてはいずれ詳しく書きたい。

ブログタイトルの「あめの日のハル」は引き続き岩倉玲音(レイン=rain=雨)から連想。お天気の雨と飴と鞭の飴をかけて平仮名にしました。甘いような苦いような、少しひねりがあるタイトルがいいなと思って。

候補としては「ハルさんノート(戦争はじまりそうだから却下)」とか「ハル、はる、春(春に特化しているわけじゃないので却下)」とかありましたね。あと「ケの日のハル」とか。よくある「○○ライフ」とか「○○の日常」みたいにはしたくなくて「ハレとケ」に注目したのですが、伝わらなそうな上に語感もよくない。センスがほしい。

ブログのデザインはcodomisuさんのMinimalismです。シンプルなのが好み。ただ、わたしがブログに慣れていないのでいまいち使いこなせていない感はありますね。

アイコンはノーコピーライトガールさんからお借りしました。ハリネズミが描いてあってお気に入りです。こういう素敵なイラストをフリーで配布してくださる方の存在はありがたいです。昔ペンタブでイラストを描いていたことがあるので、大変さがちょっとはわかります。

好きなもののことや初めて知って驚いたこと、感じたことを色々書いていきたいです。これからよろしくお願いします。