あめの日のハル

意思と存在、あとはただのデータ

ロングヘアーの湯シャン生活

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胸下まである黒髪ロングヘアなわたし、もう4年以上前から湯シャン生活をしています。少しの例外はありますがほぼ毎日湯シャン。体も湯シャン。顔だけは化粧品がついているので無添加石鹸を使っています。夏の時期は日焼け止めを塗った場所も石鹸で洗います。そんな湯シャン生活で感じたことを書いてみたいと思います。

1 湯シャンを始めたきっかけ

湯シャンに興味を持つようになったのは、当時Twitterでフォローしていたゆうきゆう氏の影響が大きいです。肌がつるつるになり髪もふさふさになるという魔法のような効果に、「本当なの〜?」と懐疑的でした(笑)が、「一回やってみて、ダメだったらまたシャンプー使えばいいや」とお試しでやってみることにしたのです。結果、4年以上続いています。

もともとトリートメントを使っても、「綺麗になるのはつけた瞬間だけで、元々の髪質自体は何も改善していないのでは?」と思っていたのですよね。肌の場合はさらに顕著で、「化粧水と乳液をつけた後の方が肌がカサカサしたりニキビができたりする、薬用リップクリームでさえ唇の皮がむける……何もしない方がマシなのでは?」と、基礎化粧品やリップケアは自分にとって悪影響な気がしていたのです。湯シャンを知ったことで肌断食にも興味を持つようになって、宇津木龍一氏の『「肌」の悩みがすべて消えるたった1つの方法』(2012年2月、青春出版社)も読んでいました。

2 湯シャンのやり方(わたしの場合)

わたしの髪質について簡単に説明します。長さは腰まで、カラーはしておらず、太さは普通、量は少なめ、髪質はくせ毛で縮毛矯正をかけています。湯シャンガチ勢的には縮毛矯正はアウトかもしれないですが、お手入れが楽なのでダメージがあることは了解した上でかけています。

 ①お風呂に入る前にブラッシングし、ほこりや汚れを浮かせます。

洗顔。基本的に「お湯でオフできる」化粧品を使っているのですが、お湯だけだと結構肌をこすらないと落ちないので、刺激が嫌だなと思って無添加石鹸を使っています。いきなり石鹸をつけるより、しっかりとお湯で予洗いしてからよく泡立てた石鹸(ネットは必須だと思っています)をつけて優しくくるくると洗ってすすぐと落ちがいいです。

③洗髪。シャンプーを使わず普通にシャワーを浴びますが、「頭皮」を意識するようにしています。洗い始めの頭皮はちょっと脂っぽいというか、しっとりしているので、さっぱりするまで丁寧に頭皮を指の腹(爪を使うと頭皮が傷つくし痛いです)で優しくこすります。お風呂で使える頭皮ブラシがあるなら使うのもいいと思います。顔の周りや耳の後ろ、襟足やうなじは特に念入りに。髪の毛というより頭皮を洗うイメージですね。

④体も洗髪と同様に、ボディタオルを使ってこすって洗います。よくあるナイロンのボディタオルは泡がないと痛いので、綿でできた浴用ふきんを使っています。日焼け止めを使った部分には、洗顔と同じように泡立てた石鹸をつけて洗います。

⑤体を洗ったら湯船に使ってしばらくゆっくりします。お風呂から上がったらすぐにドライヤーで髪を乾かして終了です。スキンケアは特にしません。

<余談>結婚してからはやめましたが、一人暮らしをしていた頃は豪快に湯船の中で頭を洗っていました。軽くシャワーで洗った後、湯船の中で顔だけ出してわっしわっしと(笑)頭皮の手触りがお湯の中だとよりわかる感じがするので、しっとり→さっぱりの感覚がつかめないうちはおすすめです。

3 湯シャンの効果は?

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メリットとしては「美容費を節約できる」というのが一番ですかね。シャンプートリートメントもロングだと結構たくさん使いますし、基礎化粧品代(化粧水・乳液・美容液etc.)がまるっと浮くのは大きいです。整髪料も特別な時以外は使わなくなりました。美容にかける時間も少なくてすみますね。わたしはヘアオイルや基礎化粧品をつけた時のベタベタ感が好きではなかったので、やらなくていいんだ!となって解放感がありました。

美容面で効果が実感できたのは、頭皮含めて乾燥肌が改善したなと思います。冬場はかきむしりたくなるほど顔が痒くなっていたのですが、いまは日によってちょっとカサつくくらいで、ワセリンを薄くぬれば化粧ノリも問題ないです。黒ずみとカサつきがひどくて悩んでいた肘や膝が湯シャンを始めてからは嘘みたいに綺麗になり、これが一番、目に見えて効果がありました。手指の関節や水かきのところも綺麗になったような気がします。

髪質については縮毛矯正をかけてしまっているのもあるとは思いますが、そこまで劇的に変わった感じはしないですね。ある程度伸びてきたら枝毛にもなりますし、わたしの場合は2日に1回は洗わないと頭頂部が結構ぺたっとなります。

においについては今のところは問題なさそうです。自分で肌の匂いを嗅いでみると、ほんのり甘い匂いがしますが悪い匂いではないですし、清潔感に厳しい飲食店で働いていたこともありますが注意されたことはありません。加齢臭が出る歳になったらどうなるかちょっとだけ不安です。

デメリットは、慣れるまではちょっと面倒くさいこと、黒髪で薄化粧が基本なのであまり冒険できないことでしょうか。あと、美容師さんは基本こちらがシャンプートリートメントしている前提で話しかけてくるので、口下手なわたしは「湯シャン!? ちゃんと髪に手をかけてあげなきゃダメですよ!!」と怒られるんじゃないかと怖くて話を合わせるのには苦労します。コスメカウンターに行った時も同様ですね。もともとの肌質が乾燥ぎみなので、BAさん的には「もっと保湿して!」なのでしょうが、わたしは現状に満足しているため断るのに苦労します……。

人と違うことをするわけなので、周囲と話が合わなくても動じない心は必要だと思います。ただし、「臭い」「清潔感がない」などと言われたらちゃんと対応したほうがいいと思いますが。

終わりに

湯シャン生活を始める前、わたしはテンプレ的な「シャンプー→トリートメント→洗い流さないトリートメントやヘアミストやオイル」「化粧水→乳液→美容液、化粧を落とすときは専用クレンジング」という美容法が合わず悩んでいました。湯シャンを続けることで、期待していたほどの劇的な変化はなかったですが、シャンプーや化粧水を使っていた頃の肌悩みはなくなりました。美容法に興味がなく常にすっぴんだった子供の頃の肌質に戻ったような感じです。わたしは子どもの頃からクマや鼻周りの毛穴には悩んでいて、それは湯シャンをしてもなくなることはなかったです。湯シャンが肌を理想的なコンディションにする魔法のようなものではなく、生まれ持った姿に戻すものなら、「すごく効果があった!」という方は、天性の美肌の持ち主なのかなぁと思います。

湯シャン生活、これからも続けると思います。